【土星探査機カッシーニ】20年働き燃え尽きる…。
カッシーニとは
NASAとESAによって開発され、1997年に打ち上げられた土星探査機です。
土星軌道に到着後、大気の組成・風速・気温・気圧等を直接観測を行った。
もともとはガリレオ同様に小惑星に接近する計画だったが、予算の関係上無しになったそう。
燃え尽きたとは?
9月15日、観測が終わったカッシーニ本体を土星の大気圏に突入させ、運用を終了した。というのも、微生物等が探査機に付着している可能性があり、土星の衛星を汚染するのを防ぐための方法です。
2014年には土星の軌道に入ってから10周年となり、最終ミッションとして、「グランドフィナーレ」と呼ばれるフェーズに移行した。
カッシーニの成果
土星の衛星を7つ発見し、土星を206周した。他にも科学データを514GB分収集、計画に参加した科学者は26か国にも及ぶ。
土星の衛星であるタイタンに着陸し観測を行っており、タイタンが地球のように雨や川、湖、海を持つ世界であることを見つける。土星嵐の調査、土星リングが活発活動を行っていることなど、20年間で土星に関する多くのデータを収集し、新しい事実を判明させるには欠かせない存在だった。
アインシュタインの一般相対性理論を検証する実験の再現に成功など、アインシュタインの理論を裏付ける手伝いもした。
最後に
ミッションが終了したとはいえ、そのまま燃え尽きるというのは悲しいですね…。
何年も務めた会社にリストラされるようです。この20年間カッシーニが頑張っていたんですね。片道切符で土星に行くカッシーニの気持ちを考えるとやるせないですね。
20年間頑張り宇宙科学の進歩を手助けしたと聞くと、たかが物ですけど愛着が湧きますね。カッシーニさんお疲れ様でした。